Case

NewsPRONE

ChatGPTがプレスリリースを要約して解説する情報サイト

企業のプレスリリースが報道関係者まで届かない

株式会社シプードは、PRテックを活用し企業の広報・PR活動を支援する会社です。これまで170社以上を支援してきた知見を元に、メディア関係者と広報担当者がつながり、効率的に情報収集が行えるオンライン広報サービス「PRONE(プロネ)」を提供しています。このサービスを使って企業が投稿したプレスリリースを報道関係者に効果的に伝える方法を模索していました。

近年、コロナウイルスの影響により対面業務が制限され、報道関係者の情報収集手段や取材スタイルがオンライン主体に変化しました。この変化により、記者は毎日数百件、多い時には千件を超えるプレスリリースを受け取り、その全てを効率的に確認することは困難とされています。このため、有益な情報が見逃される可能性が高まっていました。

そこで、より効果的な情報伝達手段を提供することで、企業のプレスリリースが報道関係者により多くの注目を集めることを目指しました。この目標を達成するために、自動分析とポイント解説による効率的な情報収集が必要となりました。また、プレスリリースの内容から関連キーワードを抽出し、それに基づく検索機能を提供することで、報道関係者が必要な情報によりスムーズにアクセスできる環境を整えることが重要でした。

ChatGPTでプレスリリースを要約して伝えることで、報道関係者の情報収集を効率化

わたしたちは、リアルタイムパーソナライズCMS「Tovira」の導入により、シプードの要望に合致する情報サイト「News PRONE」を構築しました。

「News PRONE」では、AI技術であるChatGPTがプレスリリースを自動で分析し、要点をポイント解説します。報道関係者は短時間でリリースの全体像を把握し、「ニュース価値」の目利きが容易になりました。これにより、記者は多くのプレスリリースを短時間で閲覧し、有益な情報を見逃すリスクを軽減できます。

Toviraの柔軟なカスタマイズ性と成果に重点を置いたソリューションを、記事の自動分析とポイント解説を実現するためのコンテンツ自動生成基盤として活用しました。

「News PRONE」はユーザーにとって使いやすいインターフェースを提供しています。企業の新発表情報は「新着順」「人気順」などで閲覧できるほか、プレスリリースの種別による検索やキーワード検索も可能です。また、プレスリリースの内容から自動生成される関連キーワードをハッシュタグ化し、さまざまなキーワードでの検索が行えるようになっています。これにより、報道関係者は目的に合わせた情報の収集がスムーズに行えます。

従来のようなプレスリリースを一斉配信するだけではなく、報道関係者に直接要点を伝える形式の情報提供が可能となりました。企業の広報担当者は「プロネ」でプレスリリースを投稿することで、報道関係者に対して要点をかいつまんだ形で新情報を届けることができます。

これにより、企業のプレスリリースを報道関係者に効果的に伝えることができる情報提供の仕組みが整えることができました。これからも改善を繰り返すことで、さらに広報効果を最大化し、企業のメッセージがより効果的に伝わるようなサービスに育てていきます。

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